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2007-01

都七福神めぐり(4) 革堂

赤山禅院の次は、革堂へ行くのですが、当初設定した参拝順序から、急遽ルートを変更してしまったので、このあとどうやって移動するか、ルートを修正しなければなりません。とりあえず、最寄りのバス停へ出るしかないので、あれやこれやと考えながら、バス停まで歩いていきます。
15分おきにバスがやってくる5系統(京都駅行)で、適当なところ(錦林車庫あたりかな)まで行き、そこから乗り換えるという案をとりあえず引っさげて、バス停に到着。
修学院離宮道バス停には、65系統(四条烏丸行)という1時間に1本程度のマイナー路線も停車するのですが、実は、この65系統、次の目的地である革堂にもっとも近いバス停、「河原町丸太町」を経由しているのです。
以前に一度だけ、国際会館駅から乗ったことがあり、河原町丸太町を経由することは知っていたのですが、なにせ本数が少ないので、今回のルート選択の候補からは、あえて、はずしていたのです。
さて、おもむろにバス停の時刻表を見ると、今度の65系統の発車時刻は12時15分。ただいまの時刻は…12時13分!! 「幸運」とは、きっとこのようなことを指すのでしょう。まったく予定外の行動ながら、結果的には、もっとも効率的な方法で、革堂へ移動することができました。
また、前置きが長くなってしまいましたね…。
「革堂」という名称は、これも通称で、正式には「行願寺」という天台宗のお寺です。西国三十三ヵ所観音霊場の第19番札所としても知られています。行願寺の開基である行円が、皮の衣を着ていて、「皮聖」と呼ばれたことから、寺の名前を「革堂」と称するようになったといわれています。
私が革堂に行った時は、ちょうど、ほかに誰も参拝客がいない時間帯だったので、ご朱印をお願いしている間に、寺務所のお婆さまが、私に声をかけてきました。
「東京から来たの?」
  ― あっ、はい。(ほんとは埼玉だけど…)
「今日お参りにきた人は、ほとんど東京の人だったから、『東京から?』って聞けば間違いないんじゃないかと思って…(笑)」
  ― …(笑)
「一日で七福神全部回るの?」
  ― そのつもりです。
「ところで、あなたおいくつ?」
  ― (えっ、なんで年齢なんか聞くの?)34ですが…
「奥さんは?」
  ― (あっ、そっちの話ね…)まだ独り者なんです…(苦笑)
「じゃあ、そっちもちゃんとお願いしておいたほうがいいよ。お正月の七福神まいりはご利益があるからね。」
  ― ありがとうございます。そういう人が現れるといいんですが…。
…と、こんな感じで世間話をしていたのですが、松ヶ崎大黒天の時と同じように、七福神めぐりツアーの団体客がどっと押し寄せ、またも静寂を破っていったのでした…。

都七福神めぐり(3) 赤山禅院

松ヶ崎大黒天から赤山禅院までは、約2kmほどありますが、コレといった移動手段がなく、必然的に徒歩での移動になります。
赤山禅院は、メジャーなお寺ではないので、ご存知ない方もいらっしゃると思いますが、比叡山延暦寺の塔頭で、創建が888年と非常に歴史のある天台宗のお寺です(余談ですが、888年といえば、世界遺産の仁和寺の創建と同じ年ですね)。
実は私、過去に一度訪れたことがあるんです。2005年11月、修学院離宮へ行った折に、近くにある赤山禅院も紅葉がキレイだということを聞きつけて、足を運びました。美しい紅葉もさることながら、ここ赤山禅院には「寒桜」があり、紅葉と桜の「夢のコラボ(?)」を見ることができるのです。
今回は、いくら暖冬とはいえ、さすがに紅葉は残っていませんでしたが、寒桜は、雨にぬれながらひっそりと咲いていました。
こちらは、2005年秋の「夢のコラボ(?)」です(笑)(撮影日:2005/11/19)

楽洛キャンパス

3月4日から16日まで、同志社大学の今出川キャンパスで、「楽洛キャンパス」という学習イベントが行われます。
http://rakurakucampus.jp/
「京都の文化コース」、「京都の歴史コース」という2つのコースが用意されており、各コースとも毎日2コマずつ、合計40コマの講座が予定されています。こういう「知的好奇心」をくすぐるものには、すぐにでも飛びつくところなのですが、いかんせん、すべて平日の午前中に設定されており、しかも、最低4コマの講座を受講しなければならないので、少なくとも平日の二日間、仕事を休む必要があり、さすがの私でも、参加には二の足を踏んでしまいます。
ただ、各コースの講座スケジュールを見たところ、仕事を休んででも受講したいと思える講座が多くて、非常に困ってます。講師陣も各分野での第一人者といえる方々ばかりで、裏千家家元の千宗室氏、造園家の佐野藤右衛門氏、中村外二工務店の中村義明氏などなど。麻生圭子さんも「京町家・京都のくらしを楽しむ(仮)」と題して、京都の生活・文化についてお話されるみたいだし…。こりゃ、ほんとにまいったな。どーしよー(>_<)

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