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都七福神めぐり(4) 革堂

赤山禅院の次は、革堂へ行くのですが、当初設定した参拝順序から、急遽ルートを変更してしまったので、このあとどうやって移動するか、ルートを修正しなければなりません。とりあえず、最寄りのバス停へ出るしかないので、あれやこれやと考えながら、バス停まで歩いていきます。
15分おきにバスがやってくる5系統(京都駅行)で、適当なところ(錦林車庫あたりかな)まで行き、そこから乗り換えるという案をとりあえず引っさげて、バス停に到着。
修学院離宮道バス停には、65系統(四条烏丸行)という1時間に1本程度のマイナー路線も停車するのですが、実は、この65系統、次の目的地である革堂にもっとも近いバス停、「河原町丸太町」を経由しているのです。
以前に一度だけ、国際会館駅から乗ったことがあり、河原町丸太町を経由することは知っていたのですが、なにせ本数が少ないので、今回のルート選択の候補からは、あえて、はずしていたのです。
さて、おもむろにバス停の時刻表を見ると、今度の65系統の発車時刻は12時15分。ただいまの時刻は…12時13分!! 「幸運」とは、きっとこのようなことを指すのでしょう。まったく予定外の行動ながら、結果的には、もっとも効率的な方法で、革堂へ移動することができました。
また、前置きが長くなってしまいましたね…。
「革堂」という名称は、これも通称で、正式には「行願寺」という天台宗のお寺です。西国三十三ヵ所観音霊場の第19番札所としても知られています。行願寺の開基である行円が、皮の衣を着ていて、「皮聖」と呼ばれたことから、寺の名前を「革堂」と称するようになったといわれています。
私が革堂に行った時は、ちょうど、ほかに誰も参拝客がいない時間帯だったので、ご朱印をお願いしている間に、寺務所のお婆さまが、私に声をかけてきました。
「東京から来たの?」
  ― あっ、はい。(ほんとは埼玉だけど…)
「今日お参りにきた人は、ほとんど東京の人だったから、『東京から?』って聞けば間違いないんじゃないかと思って…(笑)」
  ― …(笑)
「一日で七福神全部回るの?」
  ― そのつもりです。
「ところで、あなたおいくつ?」
  ― (えっ、なんで年齢なんか聞くの?)34ですが…
「奥さんは?」
  ― (あっ、そっちの話ね…)まだ独り者なんです…(苦笑)
「じゃあ、そっちもちゃんとお願いしておいたほうがいいよ。お正月の七福神まいりはご利益があるからね。」
  ― ありがとうございます。そういう人が現れるといいんですが…。
…と、こんな感じで世間話をしていたのですが、松ヶ崎大黒天の時と同じように、七福神めぐりツアーの団体客がどっと押し寄せ、またも静寂を破っていったのでした…。

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