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2008-01

京都十六社朱印めぐり(5) 御霊神社

平安京遷都以降、京都の中で最も重要な出来事(事件)と言えば、応仁の乱でしょう。
歴史の授業で「人の世むなしい(1467)、応仁の乱」と語呂合わせで年号を覚えた記憶があるんじゃないでしょうか。
いきなり応仁の乱の話を持ち出しましたが、何を隠そう(あっ、別に隠していないか…)、ここ御霊神社は「応仁の乱勃発の地」なのです。
細川勝元(東軍)と山名宗全(西軍)とに分かれ、11年間にわたって争いが続き、京都の町中が焼き尽くされたと言われています。
ただ、これには異論もあるようで、考古学の観点からは、その当時(1470年代)の京都の土壌を調査したところ、焼土があまり出てこなかったという話があるのだそうです。
確かに、記録として残っている日記等だけを読むと、京都全体が焼け野原になったと考えてもいたしかたないかもしれません。
この話は、KBS京都ラジオの「京都検定なるほど研究所」という番組で、国際日本文化研究センターの井上章一教授がお話しされていたのですが、実際のところはどうなんでしょうかねぇ。
さて、御霊神社ですが、平安京が遷都された794年に、桓武天皇が平安京の守り神として早良親王の神霊をお祀りしたのが起源とされています。
平安時代では、天変地異は疫病の流行が起こると、それは不運の死を遂げた高貴な人の「たたり」であるとされ、その御霊をなぐさめるために「御霊会」という祭礼が行われました。
京都三大祭りの一つ「祇園祭」もその起源は「祇園御霊会」ですが、ここ御霊神社の祭礼が「御霊会」の発祥といわれています。
【交通案内】
京都市営地下鉄烏丸線「鞍馬口」駅下車 徒歩3分

京都十六社朱印めぐり(4) 今宮神社

朱印めぐりの対象となっている神社の中でも、今宮神社は、一般の観光客にも耳馴染みのある神社の一つだと思います。(私は「一般」観光客じゃないのか?)
参道沿いの2軒のお店で出されるお菓子は、特に有名なのですが、それはちょっとだけ置いといてと…。
去年の春(桜の時期)に、こちらで紹介しましたが、今宮神社では、4月の第2日曜日に京都三大奇祭の一つである「やすらい祭」が行われます。
また、ここには「阿呆賢さん」という神占石があります。
この「阿呆賢さん」、手のひらで軽く三度叩いて持ち上げると重くなり、次に願いを込めて三度撫でて持ち上げ、軽くなると願いがかなうと言われています。
私も或ることを願いながら、阿呆賢さんを三度撫でて持ち上げてみましたが、軽くなった…のかなぁ。
どうやら、私の願いが叶うかどうかは微妙な感じみたいです。
【交通案内】
市バス「今宮神社前」下車すぐ
市バス「船岡山」下車 徒歩5分

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第3回 楽洛キャンパス&東山花灯路

3月8日(土)から3月16日(日)にかけて、第3回目の「楽洛キャンパス」が開講します。
去年9月の「第2回 楽洛キャンパス」は、とても有意義な時間を過ごすことができたので、今回はどうしようかとしばし思案。
熟考すること約15分(笑)、「京都・東山花灯路」が3月14日(金)から始まるので、その時期に合わせて、15日(土)からの1泊2日で京都へ行くことにしました。
今回から基本講座の申込講座数の下限がなくなり、一講座だけの受講が可能になりました。
また、京都検定合格者の特典(2講座無料)というのは、前回同様に設定されたので、登録料の5,000円だけで、2講座を受講できるのです。
前回は、急病で佐野藤右衛門先生のお話が聞けなかったので、16日の「雅を育んだ自然」という講座と、もう一つは、知っていそうであまり知らない、宇治のお話をしてくれるということで、「平等院の周囲 今昔 平安時代の洛南・宇治の風景」という講座を申し込みました。
さて、楽洛キャンパスにかこつけて行くことにした「花灯路」ですが、冬の「嵐山花灯路」は、一昨年(2006年)に行ったのですが、「東山花灯路」は、訪問未遂状態のままなのです。
2006年の春、「東山花灯路」の時期に合わせて京都へ行ったのですが、その日は午後から雨模様となってしまい、京都まで来ていながら花灯路見物は断念したのでした。
さて、今年は無事にリベンジできるのでしょうか?

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