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2006-10

二条城から…

昨日、仕事から帰ってきたら、自宅に「元離宮二条城事務所」を差出人とする
郵便物が届いていた。
思い当たる節は…あぁ、アレかな?
9/15~11/26まで「二条城お城まつり~AUTUMN FESTA 2006~」が
開催されており、約2ヶ月間にわたって「序(じょ)」「史(ふみ)」
「雅(みやび)」「響(ひびき)」の4つのテーマのもと、
文化財・庭園の特別公開や茶会、コンサートなどのイベントが催されている。
去る10月9日、実相院の「音のしずく 心の調べ コンサート」に行く直前に、
二条城へ行ってきた。そこで「京都・世界遺産クイズラリー」なるものを
やっていたので、城内めぐりのついでにクイズに答えてきたのだが、
そういえば、全問正解者の中から抽選で記念品が当たると書いてあった。
そう、二条城から届いた郵便物は、抽選で当たった記念品だったのだ。
たしかクイズはすべて4択問題で計10問。しかも、すぐに答えを導き出せる
ヒントが書いてあるので、子供でも楽しめる趣向になっていたのだが、
そのうち1問だけノーヒントの問題があり、しかもその問題というのが
「二条城と同じく世界遺産に指定されているピサの斜塔は何度傾いているか?」
というものだったので、意外と全問正解者が少なかったのかもしれない。
で、届いた「記念品」というのは、「二条城 二の丸御殿障壁画」という冊子。
国宝 二の丸御殿内は写真撮影ができないので、このような資料が入手できたのは
素直にうれしい。
くじ運はかなり悪いほうなのだが、たまにはいいこともあるもんだ…。

2006年第7回 京都旅行(2) ~三尾巡り(その1)~

8/17、この日は、高雄まで足を伸ばしてみることにしました。
平日ということもあって、高雄に行く人も少ないだろうとの考えから、
四条烏丸を9:55に出発する市バスに乗ることにして、ホテルをチェックアウト。
次のホテルに荷物を預けるために、四条烏丸と烏丸御池をかるく往復してから
市バスで高雄に向かいます。
高雄へのアクセスは、市バスよりも西日本JRバスのほうが本数が多くて
便利なのですが、四条烏丸を経由する便が少ないので、今回は見送ることにしました。
バスに揺られること約45分で高雄に到着。
さて、神護寺(高雄)、西明寺(槇尾)、高山寺(栂尾)の3箇所を
どういう順番で回るのがいいのだろうか?
高雄までのバスの車中で、車窓を眺めながらひとしきり悩んだのですが、
1.高雄から栂尾に向かうJRバスへの接続がよければ、それに乗って高山寺へ
2.バスの接続が悪ければ、高雄から神護寺へ
ということで、自分なりに結論が出たので、バスを降りて
JRのバス停で時刻表を確認すると、5分もしないうちに
周山行のバスが来ることになっているではないか!
これで、1案を採用することに決定。やがて到着したJRバスに乗って、
栂ノ尾バス停で下車。

2006年第7回 京都旅行(1) ~五山の送り火~

さぁ~て、夏の旅行の記録から少しずつ更新していくことにします。
季節感は完全にずれてしまいますが、お付き合いくださいませ。m(__)m
8/16 18時過ぎにホテルを出て、嵐山に向かいました。
送り火への点火が近づくにつれて、周辺道路は交通規制が行われるので、
バスで嵐山に行くのは得策ではありません。
そこで、阪急電車で嵐山に行くことにしました。
中ノ島公園で送り火を見るつもりだったので、京福電車で嵐山へ入るよりも
阪急嵐山駅からのアクセスの方が都合がいいんです。
鳥居形に点火されるのは20時20分なので、現地には1時間半前までに
到着するようにしたのですが、さすがに皆さん出足が早い。
鳥居形とともに大文字を見ることができる渡月橋の上は、すでに鈴なりの人でした。
今年の送り火ポイントに嵐山を選んだのは、昨年末に他界した
母方の祖母の新盆だったからです。
送り火で一番最後に点火される鳥居形の前で、祖母の霊をきちんと
送ってあげようと思ったのです。そして、嵐山では送り火の日に合わせて
「灯籠流し」も催されます。そんなこともあって、今年の送り火は
嵐山に行こうと決めていました。
中ノ島公園に着くと、送り火観賞ポイントの目星をつけてから、
灯籠流しの受付場所へ。灯籠と塔婆に戒名などを書き込むのですが、
どうやら、無料でお坊さんに書いていただけるみたいだったので、
灯籠と塔婆に祖母の戒名を書いていただいてから、祈祷をしました。
日もとっぷりと暮れ始めた頃、送り火の点火を待ちきれないかのごとく
灯籠流しが始まり、無数の灯籠が川の水面を流れていきます。

そして、20時20分。嵯峨鳥居本の曼荼羅山に鳥居形が姿を表わしました。
送り火は、東から順に「大文字」「妙法」「船形」「左大文字」「鳥居形」の順に
点火されます。これらの形はすべてに意味があり、「大」は人の姿を表わしていると
いわれています。
最初の「大」がご先祖様。「妙法」はお経。「船」に乗って鳥居のふもとまで移動し、
船を下りて再び姿を表わすのが「右大文字」。
そして「鳥居」をくぐって西方浄土へと帰っていくのだそうです。
京都の夏の風物詩となっている「五山の送り火」ですが、
今年は単なるイベントとしてではなく、本来の宗教的な意味をじっくり考えながら、
鳥居の形が消えていくのをずっと見つめていました。

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