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2006-01

The 1st Trip for Kyoto in 2006 (2)-1

1/14 雨降り
旅行先だとなぜか早起きしてしまう。
枕が替わると眠れないとか
そんなデリケートな神経は
残念ながら持ち合わせていないんですけど…
目が覚めたらまだ6時半。
窓のカーテンを開けて空模様を確認すると
昨日の雨はまだ降り続いているようだ。
天気が悪いと身体の活性も鈍くなるらしく
再びベッドに横たわり1時間ほど二度寝。
熱めのシャワーを浴びたのち
窓のそばにある小さなテーブルで
ノートパソコンを広げ
しばし朝の情報チェック。
朝食用にしようと
昨夜品川駅で買って来た
ヒレかつサンドは
夜食で消えてしまったので
紅茶でノドをうるおす程度にとどめる。
ホテルのレストランで食べてもいいのだけれど
「卵料理」全般が苦手なので
食べるものがなくなってしまうのだ。
旅行前に考えていたこの日の予定は
今日(1/14)から始まる
「京の冬の旅 非公開文化財特別公開」の
対象寺院を見てまわること。
10時から効率よく見ていけば
妙心寺エリアと洛中・大徳寺エリアの7ヶ所に
行けるんじゃないかと思っていたのだが
雨の様子を見てあっさり予定変更。
とりあえず妙心寺に行ってみて
あとは、その場で考えていくことにしよう。
当初は9時03分発のJR嵯峨野線に乗って
花園まで行こうと思っていたところ
何気なくテレビを見ていたら
「朝だ!生です旅サラダ」(ABC系列)で
タケカワユキヒデが『冬の京都の旅』を
紹介していたので
これを見てからホテルを出発。
3月下旬並みの気温という天気予報を信じて
コートは部屋においていくことにした。
さぁ、この選択は吉と出るか凶と出るか?
なんとな~く
モーニングが食べたい気分だったから
Portaにあるイノダコーヒに
行こうかと思ったけれど
時刻はすでに9時半をまわっている。
並んでまで入りたいとは思わなかったので
駅ビル地下2階の「VIE DE FRANCE」で
モーニングを食べた。
普段の生活では朝ごはんを食べないので
トースト、ミニサラダ、コーヒーと
シンプルな朝食ながら
ゆっくりとした時間を過ごすのも
なかなかよいなぁと実感。
京都市の観光案内所でもらってきた
「スタンプラリー」のパンフレットと
頭の中にある市バス路線図を照らし合わせながら
今日の予定を立てていく。
この雨の中、花園駅から妙心寺まで歩くのは
少し抵抗があったので
市バス26系統に乗ることにした。
10時40分発のバスに揺られること約40分で
妙心寺北門前に到着。
車内でKBS京都のラジオ番組を聞いていたら
「京の冬の旅 非公開文化財特別公開」を
紹介していたのだが
妙心寺の境内を歩いていると
大通院の脇にKBS京都の車があった。
山内家がなんとかって言っていたけど
ここが中継場所だったのね。
バスツアーの観光客があちこちにいたので
特別公開の三寺院はひとまず後回しにして
妙心寺法堂・浴室を観ることにする。
以前(2001年の春)に来た時は
お寺の行事と重なってしまい
拝観することができなかったのだ。
11時30分からの拝観になんとか間に合い
まずは法堂から案内していただく。
狩野探幽筆の雲龍図(国宝)は圧巻だったのだが
それ以上に驚いたのが柱。
かなりの太さなのだが、丸太をそのまま使うのではなく
角材を組み合わせてから丸く削ったらしい。
なんという贅沢な…
当時の禅宗寺院の力が窺い知れるというところか。
続いて案内されたのが浴室。
水戸黄門でお銀(由美かおる)が
入っているようなお風呂ではない(笑)
今でいうところの「サウナ」形式で
明智光秀の菩提を弔うために創建したことから
「明智風呂」と呼ばれているそうだ。
法堂・浴室ともに内部の撮影はできなかったので
気になった方は妙心寺のホームページを見てください。

http://www.myoshin.com/

だいぶ長くなったので、つづく…

The 1st Trip for Kyoto in 2006 (1)

1/13~15にかけて、今年最初の京都旅行に行ってきました。
前回は去年12/18の日帰り旅行だったので
それからまだ1ヶ月経っていないんですけどね…(^^ゞ
1/13 この日は仕事場からそのまま京都へ移動。
19時前に会社を出て、品川駅へ向かうべく
最寄りのS駅へ歩き出したところで
靴を忘れてきたことに気づく。
ビジネスシューズで京都を歩き回るのは
とてもイヤなので
ABCマートでホーキンストラベラーを購入。
かばんの中へどうやって収納するか
ひとしきり悩むもあえなく断念することに。
旅支度がスマートじゃないなぁ…
品川駅へ着くと、新幹線に乗り込む前に
ecute品川で夕食を調達。
期待していたほど弁当の種類が豊富ではなく
これならS駅のデパ地下で買ってくれば
よかった…と思いながらも
結局「てとて」の彩り弁当と
夜食and翌日の朝食用として
「まい泉」のヒレかつサンドを買った。
20時14分発の〔ひかり389号〕で、一路京都へ。
なぜ〔のぞみ〕ではなく〔ひかり〕なのかというと
エクスプレス早得で安いから。
普通にきっぷを買うと
〔のぞみ〕の場合13,520円なんだけど
JR東海のエクスプレス予約だと11,470円と
2,000円以上も安く移動できるのですよ。
弁当とビールを買っても十分お釣りがくるので
最近の京都へ(から)の移動は
もっぱら〔ひかり〕に乗ることが多いのです。
で、さっそくお弁当を広げ
さっき買ってきた
プレミアムモルツを飲みながらの夕食。
なにも考えないで箸をすすめると
5分とかからず食事が終わってしまうので
のんびり食べていると
あっという間に熱海を通過。
弁当一つで30分以上も時間をかけたことに
すこし驚いてしまった。
ほろ酔い気分でひと眠りしたいところだけど
さすがに新幹線で乗り越すわけにはいかないので
買ったばかりの「京都暮らしの四季-極楽のあまり風」を
読んですごす。
ここで一気に読破してしまったのでした。
そういえば、浜松から同じ列のA席に
女性が乗ってきたんだけど(ちなみに私はE席)
座るや否や買ったばかりの(と思われる)弁当を
ものすごい勢いで食べ始めた。
10分もしないうちに食べ終わったと思いきや
今度はおもむろに車内販売のお姉さんを止め
「ちくわ(3本入)」をお買い上げ。
携帯電話を操作しながら3本一気に平らげていた。
30代前半ぐらいで
体型もごく普通の勤め人(営業職かな?)に
見えたんだけど
なんかすごい光景を見てしまったかも。
22時56分、定刻どおり京都へ到着。
今回のお宿は、京都駅近くの
「京都センチュリーホテル」なので
地下東口から改札を出て地上へ。
ホテルまで近いので小雨だったら
少しぐらい濡れてもいいかなぁと思ったんだけど
本降りだったので、やむなく
折りたたみ傘をかばんから発掘してホテルへ。
チェックインをすると、フロント係から
「少し広いお部屋をご用意いたしました」と
うれしいお言葉♪
シングルからツインルームへ
アップグレードしてもらえた。
今の時期、それほど混んでるわけがないので
こうなることはある意味「想定内」だったわけだが
それでもやっぱりうれしいものだ。
わざとシングルルームを予約してよかった(^^)v
外はかなりの雨が降りつづいているらしく
時折、雨粒が窓を叩く音が聞こえてきた。
お天気しだいでは
明日の予定変えなきゃいけないかもなぁ…
などと考えながら
1日目の夜は更けていったのでした。

麻生圭子にハマる

いきなりですが、今、麻生圭子さんの京都エッセイに
どっぷりとハマっています。
麻生さんといえば、吉川晃司の「ユー・ガッタ・チャンス」や
浅香唯の「セシル」、小比類巻かほるの「Hold On Me」などの
作詞を手がけた方で(「Hold On Me」は好きだったなぁ…)
現在は作詞家活動を休業し、ご夫妻(+猫ちゃん)で
京都六波羅での町家暮らしをされています。
はっきり言って、うらやましい!!
私のように、何処にでもいるようなサラリーマンは、
京都が大好きで、年に何度となく京都へ通っていても
いざ、京都へ移り住もうとなると
なかなかそうはいかないのが現実です。
麻生さんの場合、ご結婚を機に京都へ引っ越されたようですが
売れっ子の作詞家だったのに、それをスパッと辞めて
京都での生活を始めたというのは、凄いことだと思いますね。
で、なにか京都関係の本でも読みたいなぁと思って
いろいろと探していたところ、麻生さんの著書
「京都暮らしの四季-極楽のあまり風」が
私のアンテナに引っかかり、読んでみたところ
これが実におもしろい!!
京都に生まれ育った方が書いたのではない
東京育ちの麻生さんから見た京都が
独自の視点で書かれているので
共感する部分がとても多く、いろんな言葉が
すんなりと頭の中に入ってくるのです。
一気に読破し、その勢いで麻生さんの
その他のエッセイ本も買い集めてしまいました。
さっそく「東京育ちの京都案内」を読み始めたのですが
ついこの間(1/13~15)行ってきたばかりなのに
また京都に行きたくなってしまいました…。

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