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2007-08-31

鞍馬寺(その2)

鞍馬寺のスペック…じゃなくて、由緒とかを何も書いてませんでした…(^^;;
鞍馬寺はもともと天台宗のお寺だったのですが、戦後の1949年に天台宗から独立して鞍馬弘教総本山となっています。
創建は諸説あるようですが、鞍馬寺に伝わる書物によれば、鑑真の弟子の鑑禎なる人物が770年に草庵を結んで毘沙門天を安置したのが始まりとされています。
そんなに古いお寺なら、世界遺産に登録されてもよさそうに思えるかもしれませんが、鞍馬寺境内の建造物はいずれも最近再建されたものが多いのです。
昭和46年に再建されたという本殿を後にして、貴船方面を抜けることにしました。
せっかく鞍馬に来たのに単純往復では、若干面白みに欠けるし、それに鞍馬~貴船のルートは定番中の定番ですから、山越えとはいえそんなに大変じゃないと思っていたんです。

奥の院入口。

コンクリートの階段もあるし、まあ、何とかなるだろうと。
「義経堂」と書かれています。

源義経が奥州の衣川の合戦で殺された後、魂が鞍馬寺に戻って護法魔王尊の脇侍・遮那王尊となったとして祀られています。
足もとはこんな感じです。通称「木の根道」。

ここまで歩いてくると、入口にあった階段に騙されたという人も意外と多いんじゃないかな。
途中でヒールの高い靴を履いた女性を追い抜いたのですが、ちゃんと奥の院までたどり着いたのでしょうか?(笑)
で、これが「奥の院魔王堂」。

神々が降臨・鎮座される場所です。650万年前に金星から地球に降り立ったという魔王尊を祀っています。
ここから先は貴船まで下るいっぽうなのですが、奥の院~貴船間の山道は、勾配が非常にきつかったです。
降りるのにもかなり気を使いましたので、登ってくる人の苦労は推して知るべしです。
貴船側から登ってきた人と何度かすれ違いましたが、どの顔を見ても疲労困憊の様子でしたので、この一帯を観光しようとする場合、鞍馬から貴船へ降りるというのが正しいでしょう。
それから女性は、履物に要注意ですぞ。ハイヒールは「木の根道」で確実に躓きます。

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