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宝鏡寺

堀川寺之内にある宝鏡寺門跡は、「人形の寺」として知られています。
この時期で人形といえば、もちろん「ひな人形」。
宝鏡寺では毎年3月~4月上旬にかけて、春の人形展が開催されます(人形展の時だけ一般公開されているんです)。
多くの皇女が歴代の門主(というのかな?)を務められ、このお寺には御所人形をはじめとする多くの人形が所蔵されており、そこから「人形の寺」という呼称が広まったらしいです。
去年の3月、「京の冬の旅 非公開文化財特別拝観」でこの宝鏡寺に行ってきました。下の写真は、そのとき飾られていたひな人形です。
一般的なひな人形と座る位置が逆になっているのがわかるでしょうか。

その昔、宮中では向かって右が天皇、左が皇后という並びになっていたのですが、たしか大正天皇の写真が公開されたとき、座る位置が左右逆になっていたので、慌てて今の姿に直したという話を聞いたことがあります。
じゃあ、なんで京都のひな人形は、昔のまま変わらないかというと、有職人形の職人たちは、御所の中の様子を知っていた(真実を知っていた)ので、世間の流れに惑わされることなく、昔の姿を守ったとか、昔の写真は、左右が逆になることに気がつかなかったとか言われています。

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