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2006-08

2006年第7回 京都旅行(プロローグ) ~行程決定まで~

私が京都に行く時は、JR東海のCMのように
「そうだ 京都、行こう」と思い立っていくことは、ほとんどない。
そこで、私がどのような考えに基づいて、旅行のスケジュールを立案し
具体化していくのかをご紹介しようと思います。
ちなみに、一般の人は旅行会社の「フリープラン」を使うと思いますが、
私の場合は、直接手配をしても料金的にパックツアーとの差は少ない
(どころか割安になる)ことが多いので、参考程度に読んでも
損はないと思います(笑)。
【日程編】
今から遡ること約半年前、2006年度の会社のカレンダーが決まったので、
夏休みのスケジュールを見たところ、8/12~8/20まで9連休らしい。
五山送り火の8/16は週の真ん中、水曜日なので、
この時点で8/16を軸に上洛することが決定した。
だが、今年は祖母の新盆なので、8/13~8/15は母方の実家に行って
お墓参りに行く必要があるだろう。
そこで、お墓参りへ行くべく家族のスケジュールを最終調整した結果、
8/14からの1泊2日ということになった。
そうなると上洛スケジュールは必然的に8/16から何日間にするかということになり、
夏休みの最終日ぐらいはのんびりしたいので、3泊4日の日程にすることとなった。
これが決まったのが6月末。この時期までスケジュールが決まらなかったことが、
のちのホテル予約で苦労することに…。
【交通機関編】
予約が必要なのは、京都までの交通手段と現地での宿泊。ということで、
まずは京都までのアクセスについて。
8/16発、8/19着というスケジュールでは、
いわゆる帰省ラッシュのピークからは少し外れているので、
あまり苦労しないだろうなと思っていたが、それでも万全の体制で臨んだ。
8/16は送り火の点火が20:00から始まるので、遅くても18:00頃までには
京都駅に着いていたい。逆にいえば、時間の制約はそれだけなので、
できるだけ安く移動したい。でも、それなりの快適さも欲しい。
そんなときの強い味方が、昼行便のJR高速バス。
東京から京都まで約7時間かかるが、料金は片道6,000円、往復10,000円。
座席は独立3列シートで居住性も問題なし。
唯一の心配は道路渋滞による遅延だが、JARTICの渋滞予測によると、
大きな渋滞はなさそうなので、高速バス利用に決定。
行きは新宿駅9:20発の〔中央道昼特急京都1号〕、
帰りは京都駅10:20発の〔東海道昼特急京都2号〕に乗ることにして、
高速バスネットで予約。
ところが、その後8/16の午前中は都内にいなくてはいけないことに。
これが判明したのが出発直前の8/11。どうやっても新宿9:20発のバスに乗ることは
不可能だし、おとなしく新幹線を利用するしかなくなってしまった…。
それでも、正直に切符を買う気はないので、JR東海のエクスプレス予約
8/16の〔ひかり373号〕を即座に予約。
出発3日前まで利用できるエクスプレス早得で座席が確保できたので、
11,470円で京都へ行けることになった。
高速バスの往復割引まで考えると、当初予定より7,000円ほどの追加出費となったが、
道路渋滞による遅延の心配が解消されたと思えば、あまり腹も立たなかった。
【宿泊編】
残るのはホテルの予約だ。最終的に日程が確定したのが6月下旬。
私がよく宿泊するホテルの予約受付は宿泊日の3ヶ月前からなので、
完全に出遅れてしまった。
8/16の宿泊予約だけは、別の方法で4月中に押さえていたのだが、
料金的に少し不満があったので、別のホテルが見つかれば
この予約はすぐにキャンセルするつもりでいた。
7/1(土)深夜、3泊分のホテルを予約すべくパソコンの前で検索開始。
一休.comで「京都ブライトンホテル」のツインシングルユースが
14,000円/泊という格安価格を見つけてしまい、かなり心が傾いたが、
一人で泊まるホテルじゃないなと思い直し、
過去に泊まったことのあるホテルのホームページを手当たり次第調べていった。
さすがに施設設備と価格のバランスが取れたホテルで、
16日から3連泊することは無理そうだったが、
8/16の「三井ガーデンホテル京都四条」のシングルが6,500円で
1部屋だけ空室があった。
このホテル、ビジネスホテルながら大浴場があるので、お気に入りの一つなんです。
ホテルの場所も四条西洞院にあるので、地下鉄四条駅、阪急烏丸駅からも徒歩圏内で、
市内移動にも都合がよい。もちろん即決で予約。
あとは8/17と8/18だが、これは烏丸御池にある「ハートンホテル京都」の
シングルプランが6,500円/泊で空いていたので、ここも即決。
ハートンホテル京都は部屋内のLAN環境もさることながら、
440chの有線放送が聞けるということで、やはり京都に来た時には
よく使っているんです。
これで、なんとか3泊分の寝床も確保。
宿泊料金も3泊で2万円以下に抑えることができたので上出来でしょう。
【現地行程編】
これは、はっきり言ってギリギリまで決まりませんでした。
送り火観賞にしてもどこで観るかは最後まで決めかねていました。
欲張るなら、鳥居形以外のすべてが見える船岡山公園の頂上ですが、
送り火の本来の目的である「精霊を送る」ということを考えて、
今年は嵐山で、灯篭流しとともに鳥居形を観ることにしました。
祖母の新盆ということもあり、一番最後に点火される鳥居形の見えるところで
ちゃんと送りたいという気持ちもあったんです。
あとは、8/17、8/18両日の過ごし方ですが、
本堂復興後の寂光院へまだ行っていなかったので、大原に行くことはすぐに決定。
また、大原の場合、始動が遅いと観光客が増えそうな気がしたので、
ハートンホテル京都に連泊中の8/18に行くことにした。
残る2日目の8/17は、去年の夏に神護寺だけしか行かなかった高雄に行き、
三尾(高雄、槙尾、栂尾)めぐりをすることに。
残った時間は、市内へ戻る途中でどこか立ち寄ることに決めた。
…と、かなりの長文になってしまいましたが、いつもこんな感じで
私の京都旅行のスケジュールは決まっていくのです。

【Summary】2006年第7回 京都旅行(8/16~19)

先週の16日から3泊4日で京都に行ってきました。
アップしていく順番を忘れないように、行程表の概略をあらかじめ
ここに書き付けておくことにします。(笑)
8/16 東京(12:40)→(ひかり373号)→京都(15:20)
    京都駅(16:00)→(市バス50系統)→四条西洞院(16:10)
    烏丸(18:21)→(阪急京都線普通)→桂(18:30)
    桂(18:33)→(阪急嵐山線)→嵐山(18:41)
     =五山送り火、灯篭流し=
    嵐山(21:04?)→(阪急嵐山線)→桂(21:12?)
    桂(21:21)→(阪急京都線普通)→烏丸(21:29)
8/17 四条烏丸(9:55)→(市バス8系統)→高雄(10:42)
    山城高雄(10:47)→(西日本JRバス高雄・京北線)→栂ノ尾(10:49)
     =高山寺、西明寺、神護寺=
    高雄(13:50)→(市バス8系統)→御室仁和寺(14:05)
     =仁和寺=
    御室仁和寺(15:37)→(市バス10系統)→北野白梅町(15:47)
    北野白梅町(15:51)→(市バス101系統)→四条烏丸(16:14)
8/18 烏丸御池(8:58)→(京都市営地下鉄烏丸線)→国際会館(9:12)
    国際会館駅前(9:25)→(京都バス19系統)→大原(9:48)
     =宝泉院、三千院、寂光院=
    大原(13:50)→(京都バス19系統)→国際会館駅前(14:13)
    国際会館駅前(14:26)→(京都バス27系統)→円通寺道(14:31)
     =円通寺=
    円通寺道(16:46)→(京都バス45系統)→四条烏丸(17:16)
8/19 烏丸御池(9:28)→(京都市営地下鉄烏丸線)→京都(9:33)
    京都駅(10:20)→(東海道昼特急京都2号)→東京駅(19:20)*1時間25分遅れ
これじゃ、概略というよりも詳細な行程表ですね。(笑)
ちなみに、今回の旅行に掛かった費用はというと…
 東京→京都(新幹線)    ¥11,470
 京都→四条西洞院(市バス)  ¥220
 烏丸→嵐山(阪急)      ¥220
 嵐山→烏丸(阪急)      ¥220
 京都観光二日乗車券     ¥2,000
 山城高雄→栂ノ尾(JRバス)  ¥150
 烏丸御池→京都        ¥210
 京都→東京(高速バス)   ¥5,880
 宿泊代(3泊)       ¥19,500
─────────────────────
 合計            ¥39,870(+食事代他)
これを高いとみるか安いとみるかは、人それぞれですが
個人的には、こんなもんかなぁと思っています。
まっ、このぐらいに抑えておかないと、月1回ペースで京都には行けませんけどね。(笑)

祇園祭山鉾巡行 番外編

現在の山鉾巡行は32基が参加していますが、実は、山鉾巡行に
参加していない「休み山」というのがあるのをご存知でしょうか?
「大船鉾」「布袋山」「鷹山」の3基については、火災などで山や鉾が
焼失してしまったりして、巡行に参加することができないけれど、
残されている御神体や服飾品を飾ったり、お囃子だけを復活させたりして
祇園祭に参加しているのです。
去年は大船鉾のお囃子を見たので、今年は鷹山のお飾りを見てきました。
鷹山は、幕末の大火で資料の大半が焼失し、現在の御神体は復元された
ものなんだそうです。
いつの日か、再び巡行に参加できるようになればいいですね。

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